やり甲斐を持って介護職の仕事に就いている方はとても多くいらっしゃいます。そんな中で、介護職を長く続けたいなら、職業病にかからないように配慮することが大切です。
最も注意したいのは、腰痛を発症することです。なぜなら、介護職では高齢者を抱え上げる動作が多いからです。ベッドから車椅子に移動したり、浴槽に運んだりする場合には、腰を痛めないように利用者さんを抱え上げることがポイントです。また、腰痛を予防する対策として、下半身の筋肉を鍛える方法も有効です。
さらに、腰に巻く形のサポーターベルトといった便利なアイテムを積極的に使うのもおすすめです。尚、もし腰痛を発症してしまった場合には、早めに医療機関で治療を受けることが大切です。
その他、介護現場で気をつけたいのが、ストレスの問題です。特に介護職は人間関係が複雑になりやすい傾向にあります。介護職の同僚や上司、利用者さん、そのご家族など、色々な立場の人と関わるため、人間トラブルに巻き込まれることは珍しくありません。
こうした人間関係のトラブルは、ストレスを蓄積する大きな要因になります。人間関係のストレスは長引きやすく、身体にまで悪影響を及ぼします。加えてこうした体調不良の状態が続くと、仕事や家庭にも支障が出てしまいます。心身にダメージを負うほど苦しい環境に置かれているのであれば、転職を考えるのも手です。
転職を考えるほどの苦痛がないとしても、日頃からストレスを発散することは大切です。スポーツをしたり映画鑑賞したりと好きなことをして発散するのはとても良い方法です。さらに、親しい友人や知人に話を聞いてもらうことも良い気分転換になります。ストレスを解消する際には、できるだけ一人で抱え込まないことが重要です。